今回のメニューは「岩海苔と、サンペレグリノの炭酸水入りシャラティエッリ・ヴォンゴレマッキアート」です。僕の故郷イタリアのナポリに伝わる、伝統的なパスタです。タリオリーニを短くしたような形でうどんに似ており、麺に厚みがあり十分な食べ応えがあります。
シャラティエッリの名前は、ナポリ語の2つの単語、「scialare」(楽しむ)と「tiella」(フライパン)に由来しています。作り手の想いを代弁するかのように、楽しく、美味しく召し上がっていただきたいという想いから、この名前がつけられたのではないかと想像が膨らみます。生地の作り方はとても簡単で、伝統的にこのパスタは手練りが基本です。これは、麺の表面に特徴的なざらつきを与えるプロセスであり、そのおかげでソースがよく絡みます。旬のアサリと岩海苔を使用してシーフードベースに仕上げ、サンペレグリノの炭酸水とアクアパンナに含まれるミネラルでうまみを引き立たせました。
皆さんもぜひ、作ってみてください。
材料 – 4人分:
シャラティエッリ

サンペレグリノの炭酸水80cc
セモリナ粉100g
強力粉120g (20gr.打ち小)
卵の黄身1個
エクストラバージンオリーブオイル 大さじ½
水で戻した岩海苔20g
シャラティエッリのつくりかた:
1. 岩のりをみじん切りにして、水でもどし、水気を切っておきます
2. 大きめのボールの中で、セモリナ粉と強力粉を混ぜ合わせ、サンペレグリノの炭酸水を入れます
3. 卵の黄身を加えて手で少し練り、エクストラバージンオリーブオイルと、岩海苔を加えます
4. そのまま5-6分間手でよく練り、ボールに入れてラップをかけ、冷蔵庫で1時間寝かせます
5. 強力粉20gをまぶした清潔な台の上に生地を置き、生地を縦半分に分割し、麺棒で広げます
生地の厚みは3mmに揃えます
6. 伸ばした生地に、よく打ち粉をして、端から巻いていきます
7. 3cmの幅で、蕎麦を打つように生地を切っていき、最後に打ち粉をしてよくほぐします。
岩海苔とサンペレグリノの炭酸水入りシャラティエッリ・ヴォンゴレマッキアート
材料 – 4人分:
アクアパンナ100cc (Mineral Water)
岩海苔入りのシャラティエッリ300g
あさり500g
ガーリック2片
パセリ大さじ1 (微塵切り)
エクストラバージンオリーブオイル50cc
白ワイン100cc
鷹の爪1本
ミニトマト7-8個
パスタを茹でる用
アクアパンナ3リットル(Mineral Water)
あらじお30g
つくりかた:
- パセリをみじん切りにしておきます
- エクストラバージンオリーブオイル25ccとにんにく、鷹の爪をフライパンに入れ、にんにくがきつね色になるまで弱火で炒めます
- アサリを入れてから白ワインを入れ、アクアパンナを注ぎ、中火で炒めます
- 白ワインが沸騰しアサリの口が開いたものから取り出していきます
水分が全て蒸発しないように注意してください - 半分にカットしたミニトマトを入れて中火で炒めます
- パセリのみじん切りを入れてエクストラバージンオリーブオイルを10ccいれます
- 3分ほど火にかけた後、アサリをソースの中に戻し、1分後に火を止めます
- 麺を茹でる準備をします
鍋に3リットルのアクアパンナを注ぎ、あらじお30gを入れ、蓋をして沸騰させます - シャラティエッリを沸騰したお湯の中に入れ、茹でていきます
麺の厚みによって時間が前後しますが、おおよそ3-4分です - 麺が浮き上がってきたら茹で上がった合図です
水気をきりながら、フライパンの中に移します - エクストラバージンオリーブオイル15ccを入れ、フライパンを揺すり、1分ほど中火で乳化させていきます
- スープを麺に吸わせるイメージで煮詰めていき、乳化したスープが麺に絡みつくようになったところで皿に盛り付けます
- みじん切りにしたパセリと、少々のエクストラバージンオリーブオイルをふりかけて完成です

だいすきな人が作ってくれた味噌汁のように、皆さんにはその土地のことを思い出すような料理や味があることでしょう。僕にとってこの料理は、大好きでよく行っていたナポリのアマルフィやポジターノを思い出す、とても大事な料理です。皆さんもぜひ麺からつくってみてください。出来上がった料理は、何倍にも美味しく感じられることと思います.
https://www.sanpellegrino.com/
すべてのレシピは、僕のホームページでご覧いただけます。